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2006年06月16日

「音」のもんだい

分譲マンションに限らず、およそ住まいの「音」の問題は、大小を問わず当事者にとっては重要な問題となることが多いようです。例えば、上の階に住む人の物音をどうするかは「クレーム産業」とまでいわれてきた住宅供給業界にとっては大きな課題でした。少し古い話ですがかつては団地のピアノの音をめぐって殺人事件まで起きたことがありました。いや、いまでもお住まいの多くの人々が不満に思い、住宅を供給する側は、その解決に頭を悩ませているのが実情です。
 しかし、住宅業界の技術の進展は目を見張るものがあり、こと分譲マンションについては、いろいろな工夫が凝らされた結果、住宅自体の品質も向上し、問題もずいぶん解決されてきました。具体的に言えば床と天井をつくるスラブ(各階を分けるコンクリートの一枚板、とでもいう部位)が、一昔前に比べてその厚さが増している、とういことが一番にあげられるでしょう。従来の15センチくらいのものから18から20センチくらいになっており、また、床も2重床となっています。、サッシュもペアガラスの利用も増え、ドアも堅牢になって物音を通しにくくなっています。今、床は一次流行したカーペット敷き詰め方式から変わり、フローリングという板床を貼る方法が、全盛です。ちょっと前なら音が響き、階下からクレームが来る仕様ですが、音は響きにくくなりました。木造一戸建てなどは、大手メーカー品でもまだ響くものもあるようですが、分譲マンションはずいぶんよくなりました。大きな道路のそばでも、サッシュを閉めれば外の車の通る音も大分軽減されます。
 しかし、反対に中で起こる音が聞こえない、また外の音もまったく聞こえないと言うのも問題がある、という声もあります。二階に引きこもりの自分の息子の行状が分らなくなったり、部屋で事件があっても近所に叫び声も聞こえない、いわば密室化が進んでいると言う意見です。
 音については個人差があり、敏感な人には耐えられないものがあるようです。夫のいびきが離婚の原因、という笑えない話もあります。家族間でこんな様子ですから、他人では、電車中で、かすかに聞こえるヘッドホンステレオの音漏れでも癪に障るように、隣家の可愛い子犬の鳴き声も、時としてトラブルの種となります。
 人が暮らす限り音は発生します。元気な子供がいれば騒々しく、老人の家は静かのようでも、テレビの音は大きくなります。ケンカがあればうるさく、仲がよければ笑い声も聞こえるでしょう。しつけの厳しいうちは、親の声も高くなります。乱暴な人は家のドアをバタンと大きな音でしめますし、椅子を引きずる音にも無神経です。独身や共稼ぎの人は深夜に洗濯機を回すことがありがちです。楽器を練習したい人もいます。便利な場所は、終日車や電車の音がするでしょう。
 都会で暮らす人は好むと好まざるとにかかわらず、密集して住まざるを得ません。団地もマンションも一緒です。そこで発生する音を消し去ることはできません。家族が、にこやかに話しをすることが、隣の騒音だとしてもそれをやめろとはいえません。しかし、そうした音は、外からだけ聞こえてくるのではなく、自分も発生している原因者である、という自覚は必要な気がします。騒ぎまわる自分の子供に、元気でいいねと思いつつ、「静かにしなさい。人の迷惑も考えなさい」と叱ることも大事でしょう。少し自分の行為が、どのように効果を及ぼすのかに思いやれば多くの騒音は、今より軽くなるようにも思えます。貧しい時代の安普請の長屋やアパート、襖や障子のだけの部屋が、隣の音は聞こえても、気配を察し、良いコミュニケーションがあったという時代のこともふと考えてしまいます。

2006年06月12日

チラシまき

 マンションの販売にとって欠くことのできない作業に「チラシまき」があります。みなさんも、ご自宅の郵便受けに、少し大きな文字を使った地図や間取図が入り、○千○百万円と印刷しているチラシが、入っているのをご覧になることがおありでしょう。チラシにはいろいろなものがあり、営業担当者が自分でデザインして簡易印刷をしたものや、少し立派なデザイン会社と印刷会社に依頼したものなどがあります。今、当社で販売中の分譲マンション・レクセルプライム新浦安、フェリズ八千代中央、アークス新小岩、6月24日から販売開始予定のマトレ小田原シンフォニアの各物件もみな同じようにチラシをまいたり、新聞の折込に入れたりして、みなさんに物件の存在のアピールするために一生懸命の作業をしています。
 このチラシまきは、新人にとっては辛い作業と思われています。確かに寒い雨の日や、真夏の照りつける日は、辛く、「なにをしてるんだ、そんなチラシはいらないよ」などと罵声を浴びせられて、目の前で直ぐゴミ箱に捨てられてしまうと、「なんでこんなことをしなくては・・」と思うこともしばしばですから、学校でたての新人には「泣きそう」になることもあるでしょう。夜遅くに、郵便受けにチラシを入れていて怪しまれたり、たまには反対に「ご苦労様」と声をかけられて喜んだり、悲喜交々です。
 このチラシ、受け取る方は「なんだまたか」といって、郵便受けからほかのチラシと一緒に束にしてゴミ箱へ一直線、ということが多いようです。これだけ情報が発達している時代にどうしてこんな原始的(?)な方法を採るの?資源の無駄じゃないの?と言う疑問をもつ人も正直にいっておられるでしょう。しかし、情報があふれている時代だからその情報を本当に見ているかどうかも大事なことです。多すぎる情報の中で、多くの人は本当は見ていない、いや見る時間が無いのです。もしポストの中に、紙が一枚だけなら、それも久しぶりのものなら、隅から隅までよく目を通すでしょう。でも、束になったチラシは、読むのが嫌になれこそ、真剣には読みません。そこで、配る方もなるべく無駄にならないように色々工夫を凝らしています。例えば、よく目立つ紙の色を選ぶ(たまに、趣味が悪く、色が強すぎると言われることもありますが・・)とかデザインレイアウトの工夫はもちろんお配りする先の選択をするとか、時間を考えて配るなどです。その上で、見ていただくまで情報を送り続け(つまり何回もポストに入れる)ます。すると、何度も来ているチラシでも先入観で自分には関係ない、と思っていた方もある日手に取ったとき「そうか」とか「そういえば」とマンションの存在に気づいてくださる、と言うわけです。近くにマンションが建設中でも、案外自分の生活と結びつけて直ぐ考える方はそうは多くない、のが実際です。販売の最後の一戸をマンションの直ぐ近くの方がお買いになったなどと言う例もあるくらいですから。

 よく入ってくるチラシ、どうぞじっくりご覧くださる機会をおもちいただけると・・・・